平成15年10月1日、東北工業大学のサテライト機能を担って一番町ロビーがオープンしました。
我が経済交流会としても大いに歓迎すべき展開であると共に、また大いなるチャンス、大いなる責務でもあると言えます。今後の発展を祈念すると共に、いかに何かを為せるか考えて行きたいと思います。
ここに工大広報より「東北工業大学一番町ロビーについて」の一部を抜粋引用させていただきます。
一番町ロビーの状況
ロビー運営委員長 榎本幹
本学は今年,開学40周年を迎えます。この間,着実な歩みとともに変貌を遂げてきております。環境情報工学科を加えた6学科体制の上に6専攻の大学院博士課程を持つ大学になっております。
これらの基盤づくりに加えて,「創造から統合へ−仙台からの発進」というユニバーシティスローガンを新たに掲げました。この言葉は岩崎学長が研究の新しい指針として提案されてきたもので,創造した結果を正しく展開し,社会に融合させることを目標にしています。ここに新たな建学の精神が確認されたと言えましょう。本学はこのスローガンの具体的な施策について検討し,これからの大学は市民の生活と深く融合すべきであるという学長の考えを実践する場として,「東北工業大学一番町ロビー」が実現しました。
仙台の中心にあるサンモールー番町商店街が南町通りと交差する南西角のニッセイ仙台ビル内に,「東北工業大学一番町ロビー」が開設されました。平成15年10月1日のオープンから日が浅いため,まだまだ試行の域を出ておりませんが,実施状況について報告させていただきます。
当ロビーには,1階にラウンジとギャラリー,4階にホールがあります。それぞれの空間は目的に応じて使い分けをしながら,木曜日を除く毎日,週6日 開館しています。
ラウンジは文字通り談話室で,歓談の場としてご利用できます。コーヒーの用意もございますので,近くまでお出かけの折にはお気軽にお立ち寄りいただきたいと思っています。ラウンジと隣り合うギャラリーでは,本学の学生をはじめ,教職員や関係者の作品や研究成果の展示,模擬実験などが催されています。4階ホールは小規模の講演会や会合などに適したスペースで,これまでは主としてオープンカレッヂの講演会や同窓会・後援会,その他の会議,会合などに使用されております。
昨年の10月10日から22日までギャラリーで開催された建築学科前期設計課題優秀作品展には,19日の大学祭にあわせて来学された青森支部ほかの後援会の皆様が訪れ,賑わいを見せました。学生諸君が自分たちの作品を一生懸命に説明している活き活きとした姿を見るにつけ,当ロビーの目的の一つである学生の社会教育・体験の場が実感として伝わってきました。週に2回のペースで開催されているオープンカレッヂには,多くの学生に混じって一般市民の方も熱心に聴講されております。今後,オープンカレッヂは週1回の開催に減らして,代わりにワークショップすなわち場の共有・体験の共有に重点を置く講習会の開催を増やしたいと考えています。
ギャラリー・ラウンジはこれからの時期,受賞作品パネル展,入試相談会,エジソンランプの展示,設計課題作品展,写真展などが次々に開催されます。
これからも社会と融合しつつ,本学の情報を発信していきたいと思っております。